
Die Gruene Karte (グリーンチケット)とは、一定の区間の列車が一か月間乗り放題のチケットである。写真は1987年12月(DEZENBER 87)に使ったもので、1か月で60マルクである。60マルクは約4800円(1DM=80円として、現在はマルクはなくなり、1ユーロ=120円程度)ほどであった。Innenraum(中心部))が45マルクなので、それよりも広い範囲をカバーする。Sバーンの走る終点までの領域である。上記写真は上が、内側、下が、外側で半分に折りたたんで持つ。注意書き(Bitte beachten Sie : ) の内容で4が興味深い。4. Sie koennen bis zu drei Kinder(4ー14Jahre) und einen Hund unentgeltlich mitnehmen.(4.あなたは3人の子供(4-14歳)と1匹の犬までは無料で一緒に乗れます。)とある。
下にSバーン(近郊列車)、Uバーン(地下鉄)、さらにそれを超えて走る列車レギオナルツーク(Regionalzug)のミュンヘン交通局が出している地図を示す(MVVホームページ Netzpläne mit Tarifzonen https://www.mvv-muenchen.de/ より)。

地図の左下に二つの湖がある。わかりにくいので、その部分を拡大する。Sバーン8にAmmarsee(アマー湖)、Sバーン6にStarnberger See(シュタルンベルガー湖)があり、グリュンネカルテを使って出かけた。フライジングとはちょうど反対の方向であり、ミュンヘンを通過していくことになる。遠足である。フライジングの方も拡大して示す。1987年10月から1年半のドイツ滞在中には、まだ、フライジングにはミュンヘン空港ができていなかったが(当時はミュンヘン市内に空港があり、建設中であった)、現在は地図にあるようにS1にミュンヘン空港(Flughafen Muenchen)がある。


以上、ドイツは、アウトバーン(Autobahn:高速道路)が発達した車社会と言われているが、実は、鉄道網(Bahnnetz:バーンネッツ)がよく発展している。グリュンネカルテはそのような中、車よりも、鉄道がエコなので、このようなチケットがあった。ミュンヘンを中心として、四方八方に列車で出かけられる便利さがある。シュタルンベルガー湖とアマー湖との位置関係(また、MuenchenとFreisingとの)は次の通りである。なお、アマー湖はドイツ・バイエルン州において、キーム湖、シュタルンベルガー湖に次いで第三番目の大きさである。(Der Ammersee ist nach dem Chiemsee und dem Starnberger See der drittgrößte See in Bayern (unter den Seen, die ausschließlich in Bayern liegen) und der am weitesten nach Norden reichende Voralpensee.)
(WIKIPEDIA Ammansee https://de.wikipedia.org/wiki/Ammersee より)

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